20120930『歴史を考えるヒント』 網野善彦
網野善彦の『歴史を考えるヒント』はある意味中学・高校生必読書と言えるかもしれません。私たちは大なり小なり必ず「歴史」を学びます。しかし、何年も歴史を学んだのに、網野の簡単な質問に答えられる人がどれほどいるでしょう。例えば、「日本」という国名が決まったのはいつであるか、という質問です。どうぞ色々と考えてみて下さい。また「普通の人々」を何と名づけるか、という質問も面白いです。これも考えてみて下さい。そして、答えは是非本書を読んで下さい。日本語がいかに豊かな言語であり、多くの意味を包摂していたかがよく分かります。複雑な言語を持つ方が思考力が鍛えられるのは、オーウェルの『1984年』で明らかです。AIに絡め取られる前に、私たちの言葉をしっかりと認識する必要があるでしょう。 「日本」という国の名前が決まったのはいつか?...