20081120『オキーフの恋人 オズワルドの追憶』 辻仁成
マインドコントロールは宗教に関連する話が身近かもしれません。しかし現在ではネット空間で複雑なマインドコントロールが見え隠れしています。SNSでも陰謀論やポピュリズム等が渦巻いています。辻仁成の『オキーフの恋人 オズワルドの追憶』では、自己の記憶が他者の意志によって刷り込まれたものである、という状況が描かれています。私たちは誰しも自分の記憶に頼って生きています。しかし、その記憶が間違っていたら・・・・・・しかも他者によって意図的に刷り込まれたものであるならば、と考えると恐ろしくなってしまいます。とは言え、現在ではそれに近い事が頻繁に起こっているのかもしれません。私たちはそのような世界で、どうしたら正しい自己の記憶を保つことができるのでしょうか。TOKにも繋がる課題です。...