文学テクストの解説 『こころ』 夏目漱石

夏目漱石の『こころ』は、DP文学テクストとしても、日本の国語においても人気のある作品です。その理由は時代や場所を問わずに考えさせられるテーマが流れているからでしょう。このテクストを「近代的自我」、「二つの裏切りと二つの自殺」、「我執(エゴイズム)」、「『私』と静」といったキーワードを元に読み解いていきます。テクストを読んだり、授業で考えたりするための参考にして下さい。 作品名:『こころ』 作者名:夏目漱石 【近代的自我】 文学史で一般的に近代は明治以降第二次世界大戦終了までを指すが、漱石の作品を評する時に屢々「近代的自我」という語彙が使用される。彼のメインの作品の主人公はほとんどが知的青年で、「高等遊民」という言葉が使われる。高等教育を受けながら、お金に困っていないので好きなことをしながら暮らしている人であり、本作の「先生」はその典型である。...


Tags: こころ、夏目漱石

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