20111009『風のCafé アラブの水音』 西野鷹志
西野鷹志さんとは函館でお会いしましたが、魅力的な人でした。函館山のロープウェイを動かしている会社を経営していました。本作は彼のフォトエッセイです。写真も素敵なのですが、エッセイも正に軽妙洒脱で、その二つが相俟って居心地の良い空間を作り出しています。写真だけではなく文章もあるのが良いですし、テクスト分析の幅が広がるでしょう。写真の特色は、その臨場感です。ストーリーが見えて、聞こえてきます。世界を回り出会ったものを写真に収め、文章で表現します。自由な精神と世界が出会った時の干渉作用が、面白い感覚と共に繰り広げられています。間違いなく楽しい時間を過ごせる作品です。...