20091206『酒肴酒』 吉田健一
とてつもなく面白い、としかいいようのないエッセイです。吉田健一は吉田茂の息子であり、無類の酒好きです。お酒が好きな人でしたら、最初から最後まで頷きっぱなしで首が疲れてしまうかもしれません。そして、当時は珍しい国際人でもありました。父親のお陰でイギリス、フランス、中国等で暮らした経験があります。それ故に国際人としての個性とエスプリを身につけています。ある意味素晴らしい教養人でもあります。逆説の発想、粋とは何か、人生を楽しくするコツは、等を学べる書であり、本来の教養とはどのようなものであるか、考えるための良いテクストとなるでしょう。...