詩歌演習問題3
「設問つき文学分析」の試験準備は、各ジャンルの文章について演習問題を数多く実践することが重要です。ここでは典型的な演習問題を提示しますので、しっかりと分析して答案を作成してみて下さい。解答例も掲載しますが、評価規準に沿って採点してみることも重要です。 試験問題一 詩歌 演習問題三 火の島 福永武彦 ただひとりの少女に 死の馬車のゆらぎ行く日はめぐる 旅のはて いにしへの美に通い 花と香料と夜とは眠る 不可思議な遠い風土の憩ひ 漆黒の森は無窮をとざし 夢をこえ樹樹はみどりを歌ふ 約束を染める微笑の日射 この生の長いわだちを洗ふ 明星のしるす時劫を離れ 忘却の灰よしづかにくだれ 幾たびの夏のこよみの上に 火の島に燃える夕べは馨り あこがれの幸をささやく小鳥 暮れのこる空に羽むれるまでに 【設問】この詩に表現されている詩人の心境について解説しなさい。 【詩歌 演習三 解答例】...