11 「逍遙通信第十一号」 誌上授業 『光まで5分』 桜木紫乃
「逍遙通信第十一号」では、今まで授業で生徒と共に培ってきた文学作品の分析方法を生かし、新たな文学作品の読解を試みています。高校生だけではなく一般読者にも楽しめる「読み」の模索とも言えます。 今回取り上げたのは、北海道出身の直木賞作家である桜木紫乃の作品です。彼女の作品は、北海道に生まれ育った作者の感性が生きているのがよく分かるものが多いのです。寒さ、霧、透明さ、と言った寒冷地特有の要素で満ちています。ところがこの作品は舞台が沖縄です。果たして寒冷地出身の作家に沖縄の「暑さ」は描けるのか。また描いたとして、どのような影響をテクストに与えるのか。それらを考えるためのヒントとなります。 誌上課外授業 —『光まで5分』桜木紫乃...