20111121『切除されて』 キャディ
恐ろしい話ですが、自分には直接関係がないとか、日本ではそんな野蛮なことは行わないと考えて無視できるものではありません。「女子割礼」と言えば、特殊な国の特殊な習慣であるように、つまり遠く感じられますが、「女子性器切除」と訳すと、非現実的でありながらも、間違いなく存在している「現実」として、私たちに認識を迫ります。本作はこの恐ろしい習慣の犠牲者の告発です。IBという国際的な学びに携わる者ならば、目を背けてはいけない問題であると考えます。著者のキャディは、この悪習の原因を「男たちはただ、自分たちの権力を確かなものにしたいだけ。男たちによる絶対支配、それこそが唯一の、本当の理由なのだ。」と断言します。世界を理解するための必読書であると言えます。...