20110510『天空の蜂』 東野圭吾
東野圭吾の作品は人気があるようです。よく映画やドラマになっていますし、書店の売れ筋ランキングにも常に載っています。『天空の蜂』について考えれば、しっかりとした社会的・現実的臨場感があることと、作者のメッセージを種々考える事ができるという事でしょうか。その意味においては、DPの授業で分析しても面白いと思います。本作のメッセージはそれぞれ読んで考えるべきでしょうが、原発には良い面とそうではない面の二面性があり、良い面だけを求めるのは「傲慢である」と登場人物に語らせます。そして、原発はいつでも「核爆弾」になり得るということを認識するべきだという事を示します。作者が反原発派であるということではありません。「事実」を提示して、後は自分たちで考えなさいというメッセージは小気味の良いものです。...