20071028『花の都パリ「外交赤書」』 篠原孝
現在は官僚の力が衰えたと言われますし、希望者も減ったともいわれます。とは言え、一般人はなかなか官僚の赤裸々な姿にはお目にかかれません。その願いを(少なくともその一端を)叶えてくれたのが本書です。高校生の中には、頑張って官僚になって日本を背負って立ちたいと考える者も時々います。そのような情熱を持って国を支えて欲しいと思いますが、官僚の実情は私たちの想像とは少々違うようです。内部に居た者の描き出す官僚の姿は、驚くべきものです。「白書」ではなく「赤書」とタイトルにつけたように、現実の姿を垣間見ることができます。それを見ながら、社会の仕組みや国を動かしているのはどんな人たちなのかを考える材料としては、興味深いものがあります。...