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このサイトについて(生徒用)

 このサイトでは「IB DP 日本語A 文学」の内容、試験および試験準備や対策、さらに学んで行く「文学」について詳しく解説しています。 DPの2年間で学ぶ内容をしっかりと把握して、準備を進めて下さい。

 学習内容は以下の通りです。

「文学コース」以外のコース(「言語と文学」、「文学とパフォーマンス」)も含めて、以下の3つの探求領域(Areas of exploration)が中心となります。

—読者、作者、テクストの関係性(the relationships between readers, writers and texts)

—地理的空間と歴史的空間ごとのテクストの範囲と機能(the range and functions of texts across geographical space and historical time)

—テクスト間相互関連性の観点(aspects of intertextuality)

※それぞれの探求領域に必要な時間数は、2年間で80時間(SLは50時間)、合計240時間(SLは150時間)です。

文学作品

 上記3つの探求領域をカバーする文学テクストを、2年間で10冊以上(SLは7冊以上)学びますが、以下の条件を満たさなくてはいけません。

—PRL(Prescribed reading list)に載っている作家が日本語で書いたものを最低4つ(SLは3つ)

—PRLに載っている作家の作品を翻訳で最低3つ(SLは2つ)

—残り3つは(SLは2つ)自由選択で、翻訳作品も可

—それぞれの探求領域で最低3つの(SLは2つ)作品を選択

—4つの文学形式(SLは3つ)、3つの時代(SLも同様)、最低2つの大陸に存在する4つの国または地域(SLは3つ)

※1 「文学コース」内で同じ作家を二度学習することは不可

※2 「言語と文学」の別のコースで学習している作家との重複は不可

※3 「言語B」のコースで学習している作家との重複は不可

学習者ポートフォリオ

 2年間のコースで学んだ事、考えたこと等全てを記録するもので、必修です。形式は自由で、評価の対象とはなりませんが、IBから提出を求められる場合があります。ポートフォリオの最後に「学習作品フォーム」をつける必要があります。

概念的理解

 DPの学習を通じて、以下の7つの概念を常に意識して学ぶことが重要です。

アイデンティティー(Identity)

文化(Culture)

創造性(Creativity)

コミュニケーション(Communication)

観点(Perspective)

変換(Transformation)

表現(Representation)

評価

試験問題1:設問つき文学分析(HL 2時間15分・SL 1時間15分)

 4つの文学形式(小説/物語・随筆/評論・詩歌・戯曲)から、違った形式の初めて見る課題文が2つ出題され、それぞれに技法や形式に関わる重要な要素に関し考察を促す問いが1つ与えられます。この設問を使用し答えることは必須ではありませんが、使用しない場合はテクストの中で自身が重要だと感じる技法や形式に関して、別の切り口を提案しなくてはいけません。

 HLは2つの課題文の両方に答えますが、SLはどちらか一方だけに答えます。評価規準はHL・SL共通で、各問20点満点。HL・SL共に成績全体の35%となります。

試験問題2:比較小論文(1時間45分)

 4つの一般的設問が出題され、そこから1つを選択し、学習した2つの作品について比較小論文を書きます。この試験問題はHL・SL共通であり、また「文学コース」・「言語と文学コース」共通でもあります。評価規準も、2つのレベル及び2つのコースで共通です。

 生徒はこの試験の準備として、学習した作品の中から3つを選択しておくことが勧められています。しかし、これらの作品は他の試験(個人口述とHL小論文)で使用した作品と重複してはいけません。

 評価規準は30点満点で、成績全体の25%(SLは35%)となります。

HL小論文

 HLのみの課題です。学習した作品に関し「探究の道筋」を選択し、2,400〜3,000字の小論文を書きます。使用する作品は、個人口述で使用した作品や、試験問題2で使用する予定の作品と重複してはいけません。

 トピックの選択に関しては、7つの概念をヒントにすることが勧められていますが、必須ではありません。学習する文学作品についてポートフォリオで考えていくことが役立ちます。

 評価規準は20点満点で、成績全体の20%です。

個人口述

 学習した文学作品の中から2つ(1つは日本文学、もう1つは翻訳文学)を選択し、自分で選んだ「グローバルな問題」に関する次の設問に答えるために相応しい40行以内の抜粋を、それぞれの作品から選択します。

「自分で選んだグローバルな問題が、学習した2つの作品の内容と形式を通してどのように表現されているか分析しなさい。」

 グローバルな問題を選択するために、以下の探求領域を参考にできます。また、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」なども参考になります。

文化、アイデンティティー、コミュニティー(Culture, identity and community)

信念、価値観、教育(Beliefs, values and education)

政治、権力、正義(Politics, power and justice)

芸術、創造性、想像力(Art, creativity and the imagination)

科学、テクノロジー、環境(Science, technology and the environment)

 時間は15分(生徒による口述10分・教師からの質問5分)ですから、それに相応しいグローバルな問題や抜粋文を選択することが重要です。生徒は試験の少なくても一週間前までに抜粋文を教師に提出し、承認されなくてはいけません。また、IBが準備する用紙でアウトラインを作成し、持ち込むことができます。箇条書きで要点を最大10点まで記入できます。

 評価規準は40点満点で、成績全体の20%(SLは30%)です。


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