20130726『ペコロスの母に会いに行く』 岡野雄一
原作は岡野雄一の漫画ですが、テレビドラマにも映画にもなっています。「ペコロス」とは「小さな玉ねぎ」の意味で、作者=主人公の頭がはげていることに由来する愛称です。老人大国の日本において、年老いた両親の介護というのは、国を挙げて考えるべき重要課題です。ペコロスの母のみつえさんは認知症で色々と問題を起こしますが、それを主人公は優しく見つめています。既に亡くなっている夫がみつえさんのところに時々やって来ますが、彼女は父ちゃんが現れるならば惚けるのも悪くはない、と言います。酒癖が悪く家族に迷惑をかけた夫なのに、懐かしく喜んでいるみつえさんを温かく見守っている主人公です。大変で厳しい介護にも、救われるような瞬間があることを私たちは理解します。 「可愛い老人の物語」...